授業はドラマだ。
と、最近改めて思う。
役者は教室にいる教師と子供たち全員。
主役はいない。
むしろ、全員が主役。
今週はやっと動物の分類の単元に突入。
哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類の中で、
私が最初に選んだのは、哺乳類と魚類。
なぜなら、
この2つの動物は違うところがいっぱいあるから比べるとおもしろいと思ったから。
私の授業はいつも、前回の復習から始まる。
今回の場合は草食動物と肉食動物の違いの復習から。
私が復習のために質問をすると、
みんな、自分のノートを見たり、必死で思い出したりして、
我こそは答えたい!というふうに手を挙げて答えてくれる。
思ったよりみんな覚えててくれるからうれしい。
また、今回はいつもコメントをくださっている同期でモンゴルで活動してらっしゃる隊員からおもしろい教材を教えてもらったので、復習をしながら、それも取り入れてみた。
肉食動物は距離を測るために目が前についている。
これをボールペン1本で実験する。
片目をつぶって指でボールペンの先に触れる。
片目だと距離がつかめず、結構難しい。
両目だとこんなに簡単なのに。
理科っておもしろい。
たったボールペン1本で実験ができちゃうんだから。
そのあと、植物と草食動物と肉食動物の数について比べてみた。
草食動物と肉食動物と、どっちが多いと思う?という投げかけをして、
草食動物は肉食動物の食べ物であることから、
草食動物の方が多くないと、もし全部食べられちゃったら、
肉食動物も食べるものがなくなって死んでしまうということ、
そして、草食動物の食べる植物はそこらじゅうにあるということ。
もしこの世に植物がなかったら、動物は生きていけないということを説明。
これは子供もそうやけど、先生の食いつきがすごくいい。
何も言ってなくても、私と一緒になって説明してくれて、
「これはとっても大事なことだ!」って子供たちに言ってくれた。
ここまで復習して、やっと本題。
魚の授業。
先週から魚の授業をすることは決めていたけど、
内容がなかなか決まらない。
いまいち納得できずに、結局日曜日。
授業案を書いては消し、書いては消し・・・
気付けば机のまわりは紙だらけ。
作家になった気分。笑
教師は役者でもあり作家でもあり・・・ってよくいうけど、
本当にそうだと思う。
「授業」とは、教師が子供たちとつくるドラマだと思う。
1回の授業が1話。
決して1話完結ドラマではなく、前の授業からつながっていたり、
次の授業に続いていたりする。
授業案はその台本だ。
教師は授業案を作っているときは脚本家になり、
授業をしているときは役者になる。
どういう展開にすればおもしろいだろう?
どうしたらよりわかりやすくなるだろう?
どのタイミングで質問をするべきか。
いつ、何を板書すればいいか。
そういうことを考えながら、授業の流れを作っていく。
ただ、普通のドラマと違うのは、
子供たちには決まったセリフがないということ。
こっちはある程度、発言内容を考えていっても、
子供たちが予想通りに答えるとは限らない。
だから、アドリブもできないといけないし、
台本通りにすすめることが目標ではないから、
台本を作っても、全然違う展開の授業になったりする。
また、同じ台本でも役者によって授業内容は変わってくる。
授業をする教師によって、
子供たちによって、
クラスの雰囲気によって、
同じ内容の授業も全然違うドラマになる。
おもしろいw
今日は哺乳類と魚類を比べる授業をしました。
昨日の晩、授業案がなかなか完成しなくて、
久々に夜中までかかって作業をしました。
やっと寝れると思ったら、コオロギがびっくりするくらいうるさくて寝れず、
寝れないうちにまた授業内容を考え直したくなったりして、
なんだかんだに朝になり、
寝不足で授業することへの不安からか、
やっぱりあれも作ろう!と、
朝から教材作りをしてみたり、
そんなこんなで時間になり、
いざ、授業。
本番です。
台本を横目に、子供たちとドラマを作っていく。
今日は6年生3クラス。
今日は、3クラスとも、先生も参加してくれて、
私のフランス語では説明が難しいところを一緒に説明してくれました!
動物の分類・・・先生にもなかなか好評の分野のようです♪
卵生とか胎生とか・・・
変温動物とか恒温動物とか・・・
子供たちにとっても難しい単語が出てきて、
いやー難しかったかなー?つまらんかったかなー?と思いましたが、
帰り際、走って私のところに来た女の子が言ってくれました。
「Anna!今日はありがとう!私は大満足よ!」
すると近くにいた同じクラスの男の子が
「次はいつ来てくれるの?来週?待ってるからな!」
すると隣のクラスの女の子が
「なんで明日は来てくれないの?来週かー・・・」
と、少し寂しそうに言ってくれました。
私は今日、すっごく不安だった今日の授業が、先生のサポートのおかげで大成功して、
それだけでうれしくて、昨日、遅くまで悩んだかいがあったなー!と、思ってたのに、
子供たちにそんなことを言われたら・・・
あのー・・・嬉し泣きしてもいいですか?
って感じやわ!!笑
正直、つい朝までは、
「あー、この単元、別に私がわざわざやる必要ないかなー;;
難しい。。。わからーん!!!!」
と、くじけそうになってたんですけど、
セネガルの文章でしかまとめない授業スタイルに、
こうして表にまとめるとわかりやすいってことを伝えたいと思って、
へたくそな私の筆記体で、板書をして、
生物の知識が少ないから、まずは勉強するところから始めて、
授業展開に悩み、フランス語訳に悩み、教材に悩み・・・
やっとたどり着いた本番。
台本をこなすのに必死で、子供たちの反応あんまり見れてなかったなーと、
反省してたんですが、
自分が思った以上に、子供たちは・・・主役になれてたのかな?
活動先の子供たち。。。
私のへたくそなフランス語の授業・・・
いっつも一生懸命聞いてくれて、理解してくれて、
本当にありがとう。
今日は23歳最後の日でした。
23歳最後の日も、
感謝と喜びにあふれた、
素敵な1日でした♥
では、寝不足なので明日の授業に向けて体力回復することにします。。。w
明日も授業頑張るぞー!!!!ヽ(^。^)ノ
と、最近改めて思う。
役者は教室にいる教師と子供たち全員。
主役はいない。
むしろ、全員が主役。
今週はやっと動物の分類の単元に突入。
哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類の中で、
私が最初に選んだのは、哺乳類と魚類。
なぜなら、
この2つの動物は違うところがいっぱいあるから比べるとおもしろいと思ったから。
私の授業はいつも、前回の復習から始まる。
今回の場合は草食動物と肉食動物の違いの復習から。
私が復習のために質問をすると、
みんな、自分のノートを見たり、必死で思い出したりして、
我こそは答えたい!というふうに手を挙げて答えてくれる。
思ったよりみんな覚えててくれるからうれしい。
また、今回はいつもコメントをくださっている同期でモンゴルで活動してらっしゃる隊員からおもしろい教材を教えてもらったので、復習をしながら、それも取り入れてみた。
肉食動物は距離を測るために目が前についている。
これをボールペン1本で実験する。
片目をつぶって指でボールペンの先に触れる。
片目だと距離がつかめず、結構難しい。
両目だとこんなに簡単なのに。
理科っておもしろい。
たったボールペン1本で実験ができちゃうんだから。
そのあと、植物と草食動物と肉食動物の数について比べてみた。
草食動物と肉食動物と、どっちが多いと思う?という投げかけをして、
草食動物は肉食動物の食べ物であることから、
草食動物の方が多くないと、もし全部食べられちゃったら、
肉食動物も食べるものがなくなって死んでしまうということ、
そして、草食動物の食べる植物はそこらじゅうにあるということ。
もしこの世に植物がなかったら、動物は生きていけないということを説明。
これは子供もそうやけど、先生の食いつきがすごくいい。
何も言ってなくても、私と一緒になって説明してくれて、
「これはとっても大事なことだ!」って子供たちに言ってくれた。
ここまで復習して、やっと本題。
魚の授業。
先週から魚の授業をすることは決めていたけど、
内容がなかなか決まらない。
いまいち納得できずに、結局日曜日。
授業案を書いては消し、書いては消し・・・
気付けば机のまわりは紙だらけ。
作家になった気分。笑
教師は役者でもあり作家でもあり・・・ってよくいうけど、
本当にそうだと思う。
「授業」とは、教師が子供たちとつくるドラマだと思う。
1回の授業が1話。
決して1話完結ドラマではなく、前の授業からつながっていたり、
次の授業に続いていたりする。
授業案はその台本だ。
教師は授業案を作っているときは脚本家になり、
授業をしているときは役者になる。
どういう展開にすればおもしろいだろう?
どうしたらよりわかりやすくなるだろう?
どのタイミングで質問をするべきか。
いつ、何を板書すればいいか。
そういうことを考えながら、授業の流れを作っていく。
ただ、普通のドラマと違うのは、
子供たちには決まったセリフがないということ。
こっちはある程度、発言内容を考えていっても、
子供たちが予想通りに答えるとは限らない。
だから、アドリブもできないといけないし、
台本通りにすすめることが目標ではないから、
台本を作っても、全然違う展開の授業になったりする。
また、同じ台本でも役者によって授業内容は変わってくる。
授業をする教師によって、
子供たちによって、
クラスの雰囲気によって、
同じ内容の授業も全然違うドラマになる。
おもしろいw
今日は哺乳類と魚類を比べる授業をしました。
昨日の晩、授業案がなかなか完成しなくて、
久々に夜中までかかって作業をしました。
やっと寝れると思ったら、コオロギがびっくりするくらいうるさくて寝れず、
寝れないうちにまた授業内容を考え直したくなったりして、
なんだかんだに朝になり、
寝不足で授業することへの不安からか、
やっぱりあれも作ろう!と、
朝から教材作りをしてみたり、
そんなこんなで時間になり、
いざ、授業。
本番です。
台本を横目に、子供たちとドラマを作っていく。
今日は6年生3クラス。
今日は、3クラスとも、先生も参加してくれて、
私のフランス語では説明が難しいところを一緒に説明してくれました!
動物の分類・・・先生にもなかなか好評の分野のようです♪
卵生とか胎生とか・・・
変温動物とか恒温動物とか・・・
子供たちにとっても難しい単語が出てきて、
いやー難しかったかなー?つまらんかったかなー?と思いましたが、
帰り際、走って私のところに来た女の子が言ってくれました。
「Anna!今日はありがとう!私は大満足よ!」
すると近くにいた同じクラスの男の子が
「次はいつ来てくれるの?来週?待ってるからな!」
すると隣のクラスの女の子が
「なんで明日は来てくれないの?来週かー・・・」
と、少し寂しそうに言ってくれました。
私は今日、すっごく不安だった今日の授業が、先生のサポートのおかげで大成功して、
それだけでうれしくて、昨日、遅くまで悩んだかいがあったなー!と、思ってたのに、
子供たちにそんなことを言われたら・・・
あのー・・・嬉し泣きしてもいいですか?
って感じやわ!!笑
正直、つい朝までは、
「あー、この単元、別に私がわざわざやる必要ないかなー;;
難しい。。。わからーん!!!!」
と、くじけそうになってたんですけど、
セネガルの文章でしかまとめない授業スタイルに、
こうして表にまとめるとわかりやすいってことを伝えたいと思って、
へたくそな私の筆記体で、板書をして、
生物の知識が少ないから、まずは勉強するところから始めて、
授業展開に悩み、フランス語訳に悩み、教材に悩み・・・
やっとたどり着いた本番。
台本をこなすのに必死で、子供たちの反応あんまり見れてなかったなーと、
反省してたんですが、
自分が思った以上に、子供たちは・・・主役になれてたのかな?
活動先の子供たち。。。
私のへたくそなフランス語の授業・・・
いっつも一生懸命聞いてくれて、理解してくれて、
本当にありがとう。
毎週発行しているAnna新聞も第4号まできています♪
今日授業をしたクラスの一番後ろにこんなものが!!!
なんと、Anna新聞用の掲示板だそうです!
すごい!うれしい!!
Anna新聞の内容にますます力が入ります(*^^)v
授業案を考えているとき、
机のまわりはこんなことになります;;笑
パソコン、指導要領、教材、授業案・・・
自分でもよくわからなくなるくらい、紙に囲まれて作業しますw
今回の魚の授業のための教材。
えらやウロコについて触れるので、
できるだけリアルに描こうと心がけたらこんなことに!!笑
思った以上にリアルだ!笑
私、もしかして絵の才能あるのか?!とか、
ちょっと調子のってみたりするww
私の台本。
左が日本語で右がフランス語。
蛍光ペンや色ペンでポイントをチェックしたり、
いろいろ書き足したりします。
でも、授業本番はほとんど見てないですけどね;;
セリフを覚えるのが役者ですから♪笑
最近は忙しいながらも、
魚の煮つけに再チャレンジしたり・・・
羊の足を全部鍋につっこんでスープを作ったり・・・
良い気分転換ですね★
いやーしかし、羊肉は煮込むとおいしい!!
やわらかくて臭みもなくなるし、
このスープにつっこまれていた足たちも
ペロリでした(*^^)v
今日は23歳最後の日でした。
23歳最後の日も、
感謝と喜びにあふれた、
素敵な1日でした♥
では、寝不足なので明日の授業に向けて体力回復することにします。。。w
明日も授業頑張るぞー!!!!ヽ(^。^)ノ
教材作りに料理に・・がんばってるねー♪♪
返信削除それを楽しんでやってるのがよく伝わってくるよ!!
生みの苦しみを越えると、とっても爽快だよね!!うんうん。
こっちゃんの活動の様子をみて、
アー私教材研究怠ってるな~と思いました。
なんか日々が流されるままに流されて。
私が流してるんだけど。
授業するのは先生の仕事・・とか言って結局投げてたんだな。
ただのビジターだった。
その点土曜日の補習は自分が授業するんだ!っていうやる気で行くからとても楽しい。
やっぱ主体性は大事だよね!!
気づかせてくれて、ありがとう♪
まー料理はしないと食べるもんないからなー;;
削除日本で、実家にいたら絶対してへんわ!笑
うん。主体性って大事。
自分が授業をすることで、この国で授業をするときの問題が見えてくる。教科書がない状況でどうやって授業するか、60人の子供相手におもしろく、わかる授業をするにはどうしたらいいか、実際、自分が授業をしようと授業案を考えてると改めてその問題にぶつかる。やっぱり、自分が授業してみないと、その状況になってみないとわからんことっていっぱいあるなーって思ったわ。んで、この今の経験を、1月から始まる私の配属先、教員養成学校の学生たちに生かしていけたらなーと思って、今は小学校で活動頑張っとりますw
あやちゃん才能あるんやから、さぼってないで素敵な教材考えて私に提供してください。笑
待ってるよーん♥