2012年11月19日月曜日

今日の反省。

今日は6年生3クラスで授業。

待ちに待ったカエルの授業です!!!!

月曜日はいつも勝負の日。

時間をかけて準備した教材や授業案がうまくいくかどうか、試す日。

だから、いつも月曜日のクラスは最初だからさぐりさぐり授業をしてて申し訳ない;;

でも、月曜日の3クラスはどこのクラスも先生も子供たちも私に協力的でほんとありがたい♥

君たちのおかげで私が1週間の授業を頑張れているのは間違いない!!

さて、カエルの授業。

私の持ち時間は30分。。。

でも・・・今日は3クラスとも時間オーバーしてしまった;;

いや、準備の時点で「30分はキツイなー・・・;;」と思ってたんですよ。

でも、どこを省いていいかわからず、結局40分くらいかかってしまいました。。。

ま、予想通りっちゃー予想通りなんですが;;

30分でできなかった理由。

私の授業はいつも前回の復習から始まります。

今回の復習は、前回やった哺乳類と魚類。

そして、宿題で出した「イルカは哺乳類?魚類?」の確認。

はい。ここまでで10分経過。

残り20分。

カエルについて使える時間は20分。

しかし・・・おたまじゃくしを知らない子供たち。

どうしても理解するのに25分・・・いや、30分かかる。

まー私は今日最初の授業だったから、もうちょっと慣れてきたらあと5分くらい縮められるかもしれんけど・・・

うーん。。。

最初、折り紙のぴょんぴょんガエルで子供たちをひきつける。

ぴょんぴょんさせて、「これなーんだ?」

すると誰かが「カエル!」って言ってくれる。

ここまではOK。

カエルは見たことがあるかわからないけど、みんな知ってる。

さて、ここからが問題。

「今日は両生類、カエルについて学習します。」

といってやっと本題スタート。

まずは彼らの知ってるところから。

「カエルは卵生?胎生?」

「卵生!」

あたりまえのように返事が返ってくる。

「カエルは卵生ですね。カエルはものすごくたくさん卵を産みます。1000とか2000とか、20000個も産むカエルもいます。」

ここまでは子供たちが理解してついてきてるのを感じる。

さて次。

「カエルはどこに住んでる?」

だいたい、「水中!」か「陸上!」って返事が返ってくる。

素晴らしい。いろんな意見がでるのはいいことだ♪

ま、「森!」とか言われてびっくりしすぎて森っていうフランス語が最初何かわからんかったクラスもあったけど;;笑

いや、森にもいるとは思うけど、哺乳類は陸上、魚類は水中と学んでからの「森」。

いやーさすがっす。笑

そういうの嫌いじゃないっすw笑

そこで答えを言わずにカエルの物語を読む。

ここからが難しい!!

おたまじゃくしの登場。

キョトンとなる子供たち。

カエルが卵を産み、

卵から何かが出てきた・・・

おたまじゃくし。

おたまじゃくしは水の中に住んでいる。。。

そして後ろ足がはえ、前足がはえ、しっぽが短くなってきて・・・

最後にカエルになりました!!


子供たちの反応。。。



キョトーン・・・



笑。

人って、見たことないものを見たり、知らないことを聞いたりするとこういう感じになるのか!と、私。

きっと、子供たちは大パニック!

「ん?カエルは子供の時はカエルじゃなくておたまじゃくし?んで、足がはえてしっぽがなくなってカエルになる?!?!?!ん?!?!」


そこから、私と子供たちの戦いが始まる・・・

説明をする私。

必死で理解しようとする子供達。

まー結局、カエルは子供のときはおたまじゃくしで、おたまじゃくしは水の中に住んでて、んで、水の中に住んでるってことは魚と同じエラ呼吸なんですよ。
んで、大人になったらカエルになって、陸上に出てきて、そしたら陸で生きてるから肺呼吸になるんですよ。

大きくなるにつれてエラはなくなり、少しずつ肺ができてくるんですよ。


キョトーンから

ポカーンになる子供達。笑


でも、必死で板書をうつして、理解しようとしてくれてるのが伝わってくる。


授業をしながら思った。

セネガルのカリキュラムには「カエル」が入ってる。

両生類っていう単語も教科書にあって、習うんやと思う。

でも、もしかしたら、おたまじゃくしのことは勉強しなくて、

「カエル」についてだけを学ぶのかもしれない。

カエルは肺呼吸。

カエルの皮膚はむき出し。(毛もウロコもない)

カエルは変温動物。

カエルは卵生。


以上。


あとはカエルは何を食べるとか、どこに住んでるとか、
そういうのを学習して終わりなのかもしれない。


もしかしたら私は余計なことをしてるんじゃないだろうか。

別におたまじゃくしなんて知らなくても生きていけるし。

カエルの子がおたまじゃくしだと知ったところで、何がどうなる?

おたまじゃくしを見たこともない子たち。

あ、そーですか。としか言いようがない。

どんなに一生懸命絵を描いても、

折り紙でカエルを再現しても、

やっぱり本物には勝てないし、

でも日本みたいに映像で見せることはできないし、

本物を捕まえてくるのも難しい。

知らない生き物の授業をされて、果たして子供たちは楽しく何かを学べたんだろうか。

その答えは多分来週わかる。

正直、先週の授業も自分的には微妙だった。

哺乳類と魚類。

難しい単語も出てくるし、30分かつかつに授業して、

あーなんか一方的に授業しただけかもって思った。

でも、今日、前回の復習をしたときに、

クラスによって反応が全然違う。

前回のことを全然覚えてなくて、当てずっぽで答えるクラス。

ノートを広げてそれを見ながら答えるクラス。

何も見ずにもわかってて、「私が答える!」「いや、俺が!」ってめちゃくちゃ手があがるクラス。

イルカの宿題、ちゃんとやってきたクラスは本当に感心した。

ちゃんと説明までつけてくれて、素晴らしかった!!

先週やったことは無駄じゃなかったって思えた。

今週の授業はどうかな?

今日は初めての知らないことにびっくりしたやろうけど、
時間が経って、一週間経ったら、
ちょっとは理解できるようになってるかな?

自信ないなー。
不安だなー。

先生に
「ティエスにはカエルあんまいないし、難しかったですかね?子供達、理解してますかね?」
って言ったら、

「大丈夫、大丈夫!彼らは理解したよ!」
って言ってくれたけど・・・

でも、こんな気持ちで授業してたら伝わるもんも伝わらん!!

やるって決めたんやからやろう。

明日もカエルの授業・・・不安しかないけど頑張る!!!!笑

 
休み時間、暇だったので秘書の先生の部屋を覗いてみたw
これは・・・手作りの人体模型?!

 
手作りのセネガル地図?!
その横に見えるのは・・・
鍵盤ハーモニカ?!?!?!
 
鍵盤ハーモニカあるやーん!!
音楽やろっかなw笑

 
これは・・・いろんな地図とか絵とかかな??

 
めっちゃ汚かった倉庫のような部屋が、
新しく秘書になった先生のおかげでこんなにスッキリw
 
ダンボールの中は全部先生のための教科書。

 
こちらが今年から秘書になった先生。
去年は3年生の担任でしたw
 
数学にとても関心があって、
Anna新聞の問題を必死で解いてくれています(*^_^*)
 
 
今日は日本産、必殺生姜焼きのタレ!で、
久々に羊肉で生姜焼き♪
 
さすが日本産。
羊肉だろうと結構うまい!!


さて、この「クリスマスまでとりあえず理科の授業をやってみる作戦!」も、
全6回中すでに3回が終わり、折り返しました!!

第1回:羊の体の中(臓器・消化について学ぶ)
第2回:草食動物と肉食動物
第3回:哺乳類と魚類
第4回:両生類(カエル)

今週頑張れば、来週はちょっと気分転換にお休みさせてもらう予定です♪

イスラム新年のタマハリというお祭りもあるしねヽ(^。^)ノ

自分が授業をすることでできた悩み、それはきっと先生の悩みでもあると思う。

このセネガルという環境で何をどう教えるか。

教材の不足した中で、どうしたら楽しく学べる授業になるか。

この2か月で感じたことを、
1月から始まる教員養成学校の学生たちに生かしていけるように、
残りの1か月も私なりの授業を試していこう。

ほんと、フランス語もうまくできない私に、
こんなにたくさん授業をさせてくれる先生、
そして、私のフランス語で必死に理解してくれようとする子供たち、
日々、感謝。

今、していること、決して無駄にしません。

悩むこともあるけど、とにかく今は前を見よう。

それで、ひとしきり終わって落ち着いたら、
ちょっと立ち止まって後ろを振り返ってみよう。

それまで走ろう。

今止まると、次が歩き出せなくなる気がする。

さぁ、明日も一歩前へ。

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