2012年5月4日金曜日

お父さんとセネガル~ゴレ島編~


お父さんとセネガル・・・

ついに、最終日となりました!!

いや~早い!!

セネガル最後の日は、朝8時にティエスを出発し、ダカールへ。

目的は、負の世界遺産・ゴレ島に行くためです。

船乗り場に着いたのは9時55分。
すると予想通りガイドが話しかけてきて、
「次の船は10時だ!行くぞ!」と、
あれよあれよと言われるままに船に連れて行かれる・・・笑

ちなみに船代は往復で一般の人が5200Fで、
私はセネガルに住んでるので証明書を見せて1500F★

セネガルに住んでると安くなるっていうのは、ここではよくあること。
現地の人に優しいセネガル♥

いざ!船に乗って、ゴレ島へ!!
思ったより人がたくさんw


こちらは船乗り場♪


やっぱ海はいいね~♥


おwゴレ島が見えてきましたヽ(^o^)丿


お洒落だ・・・もはやここはセネガルじゃない・・・笑


到着したら、まず、観光料金を払わないといけないと言われ、受付へ。。。
セネガル在住の人は払わなくていいらしいので、
お父さんの分の8000Fを払う。
これは・・・本当か?!?!聞いたことないけど・・・
ま、私も来たの初めてやし、払ってしまったものはしょうがない。
気にしないことにして、しゅっぱ~つ!!


洋風の建物やけど、
サンルイの街並みとはまたちょっと違う雰囲気★


ゴレ島には約800人のイスラム教と約400人のキリスト教の人々が住んでるらしい。
こちらはキリスト教の人のための教会♥


これは・・・何の建物だったかな??
なんか、コンサートとかするとこらしいw


いよいよ奴隷の家へ。
帽子を被ってるおじさんがガイドw

なんか、ゴレ島のガイドのボスらしい・・・
たしかに、すれ違う人がみんな挨拶したり、何か相談したりしてる・・・
そんなボスになぜかリーダーと呼ばれる私。。。
セネガル人にもこの態度のでかさがばれたかしら?笑


奴隷の家は一般の人は一人500Fでセネガル在住の人は250F。
ガイドのおじさんの権力か、なぜか2人とも250Fになったw笑

ここにまず、連れてこられた黒人さんたちは入れられます。
この部屋が、家族が一緒にいられる最後の部屋・・・
ここから、男、女、子どもはバラバラの部屋に分かれます。


ここに量りがあったらしく、男の人は体重を量られる。
60kgに満たない人はご飯をたくさん食べさせられて太らされます。


男性の部屋。


この小さな部屋に20人の人が入れられます。
部屋の扉が開き、外に出れるのは、ごはんとトイレのために1日1回。
それ以外はずーっとこの中です。。。


子どもの部屋。


この縦長の部屋に入れられる子どもは100人。
絶対そんなに入らんやん。。。
考えただけでツライ(/_;)


若い女性の部屋。


若い女性は毎日、夜になると白人にこの部屋から連れて行かれます。
妊娠させるために。。。


こちらは牢獄。
いうことをきかない黒人はここに入れられます。
立つことができないこの狭い部屋に、
5人も入れられます。


こっちは女性のための牢獄。
窓があるだけマシだとガイドは言っていたけど・・・
奴隷にされてるというだけで、
もはやなにがマシとかいう問題じゃない気がする;;


この扉の向こうは海。
この扉をでて、船に乗せられ、アメリカに売られていきます。
もちろん、もう二度とここへは戻ってこれません。。。


せっかくあの狭い部屋から出れたと思ったら・・・
本格的に奴隷として使われるスタート地点かと思うと、
悲しすぎる(;_;)


白人の観光客がツアーで来てました。

もしかしたら彼らの先祖に、
ここで黒人をひどい目に遭わせた人がいるかもしれない。

もう二度とこんなことはしないでほしいと、
彼らを見て思いました。


2階にあがるとそこには1階とは違うお洒落な空間が。。。
そうです。ここは白人のための部屋。
1階にいる黒人は、ヤギや牛のように動物のような扱いをされ、
白人達は2階で優雅な暮らしをする。。。
同じ、人間なのに。


部屋の中は資料館になってました。


奴隷の家を出て、ガイドに言われるがままに砂絵屋さんへ。
彼が砂の説明をしてくれました。
場所によってこんなにも砂の色が違うんやな~
おもしろいw


どんな風に砂絵を作ってるか見せてくれます。
まず、ボンドで下絵を描いて、
その上から砂をかけていきます。


はい。砂を落とすとこの通り!!
得意げなお兄さんww
お父さんとゴレ島に来たという記念に
小さい砂絵を4000Fに値切ってお買い上げ★


こちらはバオバブ通り。


ふと横を見ると、ん????
これはガラクタじゃないですか??笑
デジカメだの蛇口だの、
ガラクタアート♥
なかなか可愛いww


こちらは大砲。
でも、使ったのは1回だけらしい。


ここがゴレ島で一番キレイな道らしい。
花が咲いてるだけやと思うけど・・・笑


3時間歩き続けて疲れたので、
船乗り場の近くに戻って昼ごはん。

ここでガイドとはお別れ。
すると予想通り、ガイド代を請求される。

私「いくら?」
ガイド「2人で1万5千Fでいいよ。」
私「え~?!高すぎる!!私たち友達でしょ?安くして♥」

この交渉方法、セネガル人がよく使ってくるので先に使ったw
セネガル人はいつも言う。。。
「友達だからこの値段にしてやるよ!」と。
そんな言葉には騙されないぞー!!!!


ガイド「いくらがいいんだ??」
私「友達は2人で4000Fだって言ってたもん。」
ガイド「それはあり得ない!!わかったよ。2人で1万Fでいいよ。」

ま~たしかに、このガイドのおかげで5分前に着いたのにスムーズに船に乗れたし、
私にはフランス語、お父さんには英語というすべてのことを2回説明してくれたし、
ガイド料は払うつもりやったよ?
でも、1万Fはあり得ません!!

再び交渉は続く・・・

私「そんなにお金ない。わかった。じゃぁ5000Fにしよう!」
ガイド「じゃぁこうしよう。普通はみんな、ガイドに昼ごはん代を払ってくれるんだ。
でも、今日は自分で払うよ。でも、家には妻と4人の子どもたちがいる。
だから、彼らのために8000Fでいいから私にくれよ・・・。」

たしかに、隣の白人も、その隣の白人も、ガイドと一緒にご飯を食べている・・・

でも、そんなん私に関係ない!!子どもが4人いるとか知らんわ!!
うちのお父さんは子ども5人や!
とか思いながら、交渉は続く・・・

私「わかった。6000Fでいいよ。それ以上は払えない!」
ガイド「じゃぁ6000Fにコーラつけてよ!」
私「コーラ?!じゃぁ5000Fしか払わないよ?」

ガイド、大爆笑。

ガイド「負けたよ。2人で6000Fでいいよ。いや~君は交渉上手だな。
そういう仕事についたらどうだ?きっとうまくいくよ。」

そんなこんなで交渉成立♥

お金を払って、14時の船でダカールに戻り、
夕方、お父さんを無事、空港まで送り届けましたw


今回の旅行の予算は日本円で、2人で4万円。

5泊6日のお父さんとのセネガル旅行。
ダカール観光、ラックローズ、ティエス、サンルイ観光、ゴレ島・・・

セネガル人の意味不明な値段をほとんど毎回、半額まで交渉し・・・


旅行費トータル約24万F!!!!
つまり、約4万円!!!!

予算通りの旅行ができましたw


私がセネガルに行く前、
「よかったらセネガル遊びに来て~♪」と、
お父さんに言ってはきたものの、
まさか本当に来てくれるとは思ってなかったww

今、部屋でひとりでこうしてブログを書いていると、
この前までお父さんがセネガルにいたなんてウソみたいに思える。


寂しくないと言ったらウソになるけど、
別に日本に帰りたいとは思わない。

日本にいる家族や友達など、大切な人たちには会いたいけれど、
セネガルも好き。

お父さんを見送ったあとのタクシーの中で、そんな風に思いました。

残りの任期、1年5か月。
今しかできない貴重な経験を、
思う存分体で感じて、
たくさんの土産話を持って、
無事、日本に帰ろう!!!!

そんな風に思った、お父さんとのセネガル旅行でした。

ゴレ島で買った砂絵の裏に記念に描いてもらった。
ANNAは私のセネガル名
MOUSSAはお父さんの日本名と似ているということで
私がセネガル名を命名w


本当にあっというまの旅行で、かなりハードな弾丸旅行やったけど、
お父さん、私、ともに体調を崩すことなく過ごすことができて感謝感謝♥

6日間にしては、十分セネガルを感じられる旅行やったと思うw
我ながら良いプランだったww笑(*^^)v

このブログを読んでいるそこのあなた!!

ぜひ、セネガルへ♪
あなたに会った、旅行プランをご用意しますww笑

さて、
現実逃避もしたことやし、
洗濯でもするかな~(*^_^*)

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