2012年10月29日月曜日

無駄

今日から活動再開!

今日は3クラスで羊の授業の予定やったけど、
1クラス先生が休みだったから2クラスで授業をしました。

予定通りの30分で授業は終了し、
今日は6年生だったけど、みんな結構理解してくれたみたい♪

授業の流れはこうです。

まず導入でタバスキの話。
タバスキどうやったー?羊いっぱい食べたー?
私はめっちゃ食べたよー!

それから羊の話。
羊のお腹を切ったら中には何があった?
さすが6年生!
だいたい最初に出てくるのは肺。そして心臓。それから肝臓。。。

そこまで来たら手があがらなくなる。

胃くらい最初の方に出てくると思ったのにびっくり。

臓器の名前が出たらこの前作った羊の教材でどれがどの臓器かを質問。

心臓はすぐわかるみたいやけど、意外と肺と肝臓はわかってない。

胃なんて名前も知らんくらいやからね;;
場所がわかるわけがない;;笑

胃、小腸、大腸の紹介をして、軽くクイズ★

①呼吸をするための臓器はどれでしょう?→肺

②体中に血液を送る臓器はどれでしょう?→心臓

クイズを入れることで授業がだらけるのを防ぎます。

そのあと、胃についての学習。

私たちは胃を何個持っていますか?という私の質問に対し、
私の描いた羊の絵を数えて・・・

「4つ!」

と答える子供がいたときはみんな大爆笑!!!

私も「え?!あなたは4つも胃を持ってるんですか?!?!」と
思わず聞き返してしまいましたよ;;笑

答えは1つ。

では羊は?

4つです。

そこからはちょっとつまんないけど「なぜ羊は4つも胃を持っているか。」の説明と、
1番目から4番目までの胃の役割の説明。

まーここはつまらないからあくびをしてる子供がいても気にしない。

一通り説明したら、「他に胃を4つ持っている動物は何でしょう?」と質問。

ヒントは草食動物。

ヤギ、牛、らくだ、キリン・・・などなど、結構たくさんいます。(*^_^*)

そのあとは消化器官の説明。

胃に入った後、食べ物はどこに行く??

さっきまで小腸も大腸も名前を知らなかった彼ら。

わかるわけがないがここは予想してほしいところ。

誰かから答えが出るまで我慢。。。

すると小声で「小腸。」と聞こえてくる。

それをすかさず拾って、「そう!小腸です!」

その後は?

「大腸。」

といった流れで食べ物がどういう順で消化器官を通るかを説明。

最後に肛門から出ていきますよねー?と私がジェスチャーをしたら、大爆笑!!

さすが小学生。きっと「ウンチ!」とか言っただけで爆笑できるんやろうなー;;笑

そういうのは世界共通か?!ww

最後に、授業内容の復習として5問!授業に関する簡単なクイズを出して終了。

思ったより子供たちは集中して聞いてくれていてうれしい♪

クイズもめっちゃ盛り上がるし、特に「羊は胃を何個持ってるでしょう?」のときは、
みんな今日習ったばかりだから答えたくて仕方ないらしく、

クラスのほとんどの子が手をあげてくれる。

全く同じ質問を来週の授業の頭にするつもり。

はたして彼らは覚えているのか?!?!

楽しみだww

同じ内容の授業を今週、残り15クラスに行います。

しかーし!!!!

ここで問題発生!!!!

今週から授業は始まったんですが・・・

私が授業の約束をしたのはタバスキ前。

まだちゃんと授業は始まってませんでした。

そしてそして・・・

セネガルの学校には普通、アラビア語の授業があります。

これは、担任の先生ではなく、アラビア語の先生がその時間だけクラスに来て、
授業を行います。

そのアラビア語の授業と私の授業がかぶってるところがあると判明!!!!

そりゃーもちろんアラビア語優先ですよ。

私の授業なんて必須じゃないですから。

しょせんオマケですから。

セネガル人は基本的に断るということをしないので、
私が授業をしたいと言えば、ほとんどの先生はOKしてくれます。

まーそれが適当なのかどうなのかはさておき。

でもたまーに。

ちょっと嫌な顔をする先生もいます。

そりゃそうです。

ただでさえ夏休みめっちゃ長いのに、
学校も13時までしか基本やってないのに、
さらに週に2回もアラビア語の授業があって、
それでもうカリキュラムかつかつやのに、
よくわからんボランティアが30分の授業をしたいって?

そりゃ、嫌やわ。

私やったら嫌な顔するわ。

どこぞの外国人に自分の授業ペース崩されたくないわ。

うん。そりゃそうです。

でも、セネガル人は断らない。

断ってくれたほうが私もありがたいんやけど。。。

私がフランス語がもっと話せたらこう言いたい。

「いや、私が援助するのはどのクラスでもいいんです。もし、あなたがぜひ来てほしいと思うのなら、私はあなたのクラスで活動するし、忙しいなら全然断ってもらってかまいません。ほんと、気にしないでください。無理にプログラムに入れてもらわなくていいです。」

でも、私に今、これを言える語学力がない。

いや、言い方を変えれば言えるのかもしれんけど、言うタイミングがみつからない。

なんか、そのことで校長先生と話してる姿とか見ると、
申し訳ない気持ちになる。

なんか、彼らの授業時間をうばって、仕事の邪魔になってるんじゃないかなーって。

他のクラスだってそう。

快くOKと言ってはくれたものの、
別に私の活動に興味ない先生はいるだろうし、
やりたいと言ってるからやらしてやろうくらいの気持ちの先生がほとんどだと思う。

教育方針なんてそう簡単に変わるもんじゃない。

ていうか、根本的に教育のトップがやり方変えないことにはたいして変わらない。

あとは先生のやる気。

チョーク1本でも授業はできる。

でも、そこに先生のやる気によってプラスアルファはいくらでもできる。

教材の作り方がわからないなら考えればいい。

教材を作るのが面倒だというなら良い授業なんてできない。

教材を作る金がないというなら他に方法を考えればいい。

でも、

ほとんどの先生は今のままで良いと思ってるんじゃないかな。

だから、

正直言って、私が出向いて行って授業を紹介したところで、

8割・・・いや、9割は無駄だと思う。

先生たちが上を目指さない限り。

向上心を持たない限り。

子供からしたらちょっとした良い思い出になるかもしれない。

将来、もし先生になったときにアイディアのひとつになるかもしれない。

私のやり方を採用してほしいとは思ってない。

でも、アイディアのひとつに加えてほしい。

ただ黒板を写すだけが授業じゃないんだと。

綺麗に板書すればいいわけじゃないんだと。

覚えるだけが勉強じゃないんだと。

授業は、先生がするものじゃなくて、クラスのみんなでつくるものなんだと。

私の活動は無駄なのかもしれない。

でも、

私は活動を続けます。

100%無駄だと感じたら日本に帰ります。

でも、1%でも意味があると思えるなら、私は活動を続けます。

今日、お休みの先生の教室に入ると、これが貼ってありました。

 
見えますか?右下。
私の書いた新聞です!
他のクラスは貼ってるのを見かけませんでしたが、
このクラス、貼ってくれていました!
 
ちなみに、校長先生も部屋に貼ってくれてました!

 
 
今日見つけた、私の活動が無駄じゃないと思える出来事。


明日の授業も頑張ろう。


昨日の夜は先輩にもらった日本のカレールゥでカレー★
もちろん羊肉でww
さすが日本のルゥ!うまい!
羊肉うまい!!!!
 
羊肉・・・日本に帰ったらそうそう食べれないから、
残りのセネガル生活で思う存分食べよう!笑
 


さて、来週の授業内容を考えないと!

フランス語に訳す作業もあるから二度手間なんよなー;;
でも、めっちゃフランス語の勉強なるw
理科の単語が増えていく・・・;;笑

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